Operation Table Products
展覧会「1970年ー物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち」は1995年、読売新聞社と美術館連絡協議会の共催により、岐阜県美術館、広島市現代美術館、北九州市立美術館、埼玉県立近代美術館を巡回し開催されました。インタビューはその前年に、展覧会の準備調査として行われたもので、なんと今から30年前のものです。この展覧会の3年後、1998年に高松さんは逝去されましたので、高松さんの公的発言としては最後のものとなりました。没後も国内外で重要な回顧展がいくつも企画され、論文や研究書の出版も続いていますが、このインタビューにはこれまでの資料にも収録されていなかったような、高松が1990年代の時点から振り返った自身の活動や日本と世界の現代美術の流れについての貴重な言葉が盛り込まれています。ご興味のある方はOperation Tabel/QMACまでご連絡ください。
TEL; 090-7384-8169
email: info@operation-table.com
『フランク・ステラ さまざまな視点から』刊行のお知らせ
QMAC企画からの第三弾トなる黒岩恭介著『フランク・ステラ さまざまな視点から』を発行しました。「フランク・ステラ 思い出すことなど」をはじめ、さまざまな視点から論じたテキストをまとめてみました。
kindle版=¥500 paperback=¥1200 219ページ
アマゾンで発売中
『コンセプチュアル・アートの三人』刊行のお知らせ
昨年、QMAC企画から刊行された『アーサー・ダントを読む』に続き、QMAC企画第2弾となった黒岩恭介著『コンセプチュアル・アートの三人』を発行しました。ここに収められた「メル・ボクナー」「ロマン・オパルカ」「河原温」の3篇は、それぞれ別個の書籍に掲載されているものですが、コンセプチュアル・アートについて参照したい場合にまとまっていたほうが便利と考え、前著でキンドルでのダイレクト出版の醍醐味に目覚めた著者があらたに編集し1冊の本に設えたものです。「三人」には含まれていないマーク・ディ・スヴェロのテキストは、アキライケダギャラリーNYで開催されたAN EMPTY SPACEという連続個展の一部として2011年に刊行されたカタログに収められていましたが、これまでの著書に収録されていなかったので、いわば付録の形で『コンセプチュアル・アートの三人』の仲間に加わりました。今後、著者が新たな書き下ろしテキストに臨み黒岩著キンドル版刊行が続いていくことを楽しみにしています。
アマゾンで発売中
黒岩恭介『アーサー・ダントを読む』の紹介
このたび、黒岩恭介さんの新著「アーサー・ダントを読む」がQMAC企画から刊行されました。Operation Tableでは、コロナ禍前まで、展覧会関連イベントとは別に、QMACゼミというレクチャー・シリーズを開催していましたが、その第0回から17回までの4回ほど、当時、九州造形短期大学学長だった黒岩さんに「アーサー・ダントを読む」という連続講義をしていただきました。コロナ禍でそのゼミは中断されましたが、黒岩さんは大学の研究紀要で発表を継続されていたのでした。その執筆を中心にまとめたのが今回の新刊です。
ほとんど衆知されてなかったダントと棟方志功との交流を紹介した「アーサー・ダントと棟方志功」や、寺山修司の埋もれていた資料を発掘する調査報告「寺山調べ」は黒岩さんの青森県近代文学館勤めならではの賜物です。また書下ろしの「チャールズ・パース ー ヘラクレイトスの誤りについて」ではプラトンやヘラクレイトスなど、わたしたちの生活からはほど遠い先哲の言葉と思想が身近に感じられるようなエピソードが紹介された楽しいエッセイです。
「アーサー・ダントを読む」はアマゾンでも発売されています。
著者:黒岩恭介
2023年2月28日発行
発行:QMAC企画
判型:187mm x 128mm
頁数:260ページ
価格:¥1,400.
アマゾンで発売中
「綺想の風土あおもり」をご紹介します。
〈帯より〉
「あなたはまだ知らない。太宰やテラヤマや志功でもない青森。ようこそ、建部綾足、陸羯南、菊岡久利、小國英雄らを生んだ綺想の国へ。」
『綺想の風土あおもり』
黒岩 恭介
水声社 2015年5月 3,500円
ISBN:978-4-8010-0103-9
目次
第1章 津軽綺想の源流 建部綾足
第2章 近代ジャーナリズムの先駆者 陸羯南とその周辺
第3章 陸奥の詩人 菊岡久利
第4章 昭和を生きた青森の異才たち
第5章 棟方・太宰・寺山
第6章 青森で出会ったアーティストたち
第7章 あおもりあれこれ
1999年青森県に赴任し、2011年まで青森県近代文学館で館長を務めた著者の、青森発見記、滞在記となっています。
絶 賛 発 売 中
黒岩恭介『ロマン・オパルカ 無限への歩み』
2014年7月1日 アキライケダギャラリー刊
Kyosuke Kuroiwa, ROMAN OPAŁKA: Walking Towards Eternity
1 July, 2014, Published by Akira Ikeda Gallery
A5判、128頁、¥3,000.
ロマン・オパルカ 無限への歩み — 死、恩寵、そして完結 黒岩恭介 5
7を七回重ねた7777777の地平 ロマン・オパルカ/黒岩恭介訳 57
Roman Opałka: Walking Towards Eternity - Death, Gift and Completion,
Kyosuke Kuroiwa / translated by Stan Anderson 71
L'HORIZON DU SEPT FOIS SEPT 7777777, Roman Opałka 113
2013年、九州造形短期大学の学長に就任、QMACでもトークをお願いしたことの
ある 黒岩恭介さんの新著が刊行されました。無限に続く数字 をキャンバ スにひたすら描いてきたロマン・
オパルカの作品論「ロマン・オパルカ 無限への歩 み」です。オパルカの永遠に完成することがない絵画のシリーズは
作者自身の死を もってしか終わることはなかったのですが、なんとこのテキスト執筆中にオパル カの
訃報が発表されたという劇的なものとなりました。
オパルカの死は2011年 ですから、それにしては
刊行までの年月がかかり過ぎの感がありますが、著作権 が遺族のもとに移行したのに伴い、さまざまな手
続きに時間を要したようです。
内容はそのオパルカ論「ロマン・オパルカ 無限への歩みー死、恩寵、そして完 結」に加え,オパルカ自身のフランス語による著述「7を七回重ねた 7777777の 地平」が黒岩さんの翻訳で収録されています。日本語テキストの英訳とオパルカ 著述の仏語原文、三ヶ国語による書となっています。 全128頁。アキライケダ ギャラリー発行。
Operation Table/QMACにて取扱中。3,000円。
根石院と爆薬姐 関連グッズ
根石柄マスク 2種 各1,000円 / スイーツデコ柄マスク 2種 各1,000円
根石/スイーツデコ リバーシブル布バッグ 2種 各3,500円
根石とスイーツデコのプリント布;図案作成 鈴山キナコ デザイン・縫製 mama福
Operation Tableは、ロートレアモン伯爵の「マルドロールの歌」一節「手術台の
上のミシンと蝙蝠傘の出会い」を旗印にしています。この言葉がシュルレアリストに大きな影響を与えて
20世紀のアートが冒険に溢れたものになったように、アートの驚きと歓びをささやかに送り伝えることが
できればと願っています。
手術台とミシン、蝙蝠傘をかたどったピン・ブローチは Studio Yo toBee 製のオリジナル・グッズとして
販売しています。詳しくはお問い合わせください。
Homage 高倉健 - 手術台の上の花とドラゴン に出品された横溝美由紀の ミシンから縫い出される花とドラゴン の花弁/龍鱗がマルチプルになりました。左はガラスケース、右はアクリルボックス入。